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中国の銅製急須（宜興出身「萬亞鈞（ワン・ヤシン）」氏作）

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お茶に使う陶磁器製の茶器（茶壷、茶瓶）は普通「きゅうす（急須）」と呼ばれますが、「きびしょ（急焼）」とも呼ばれるようです。急須の方が一般的ですが、急須には金属製のものもあります。出品商品は中国の銅製急須です。急須には、桃の枝葉、蓋には桃の実の装飾が施されています。中国では、桃は、仙木・仙実（神仙に力を与える樹木・果実の意）と呼ばれ、昔から邪気を祓い不老長寿を与える植物・果実として親しまれているようです。（ネット調べ）急須の底には篆書体（てんしょたい）による「萬亞鈞」の底款（写真６、７枚目）があります。「萬亞鈞（ワン・ヤシン）」氏は１９６７年生まれの中国宜興（ぎこう）出身の著名な工芸美術家であり「國家級高級工藝美術師」と紹介されています。同氏作同底款の紫砂茶壷（陶器のティーポット）はネット上で複数みられます。キズ、変形、へこみ等は殆んど確認できません。表面には目立つような汚れはありませんが、内部は少し緑青が出ています。制作時期は不明ですが、色合い、緑青などから相応の経年だと思います。大きさは約高さ６．５ｃｍ、口径３．５ｃｍ、最大幅１０．５ｃｍ、胴径８ｃｍ、重さは約２６０ｇ、容量は１００ｃｃ程度です。コレクションに、置物にいかがでしょうか。古いものですから、急須としてお使いいただく場合は洗浄、手入れをお願いします。なお、漏れのないことは確認済みです。

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